にんにく


にんにく
にんにく
にんにく
にんにく

時期

5月下旬~6月下旬

 

品種

ホワイト六片、紫にんにく、無臭にんにく

 

特徴・効能

◆ホワイト六片は、にんにくの香りが中程度で、天ぷら、黒にんにくにするともっちりした食感を愉しめます。

 

◆紫にんにくは、皮が紫で中身は白く、にんにくの香りが強い。天ぷらや黒にんにくにすると、なめらかでもっちりした食感が愉しめます。

 

◆無臭にんにくは、アリシンが少なく胃に刺激が少ない。スコルニジンが普通のにんにくより2倍含まれています。

 

◆にんにくはカロテン、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンKなど脂溶性ビタミン以外の栄養素を豊富に含む栄養価の高い野菜で、アリシンとビタミンB1の効力を強化する働きがあります。アリシンは抗菌作用も強く、風邪の予防に効果的で、また血中コレステロールの上昇を抑える働きがあります。

 

◆滋養強壮成分としてにんにくが親しまれている理由には、にんにくの独特の成分「スコルニジン」が大きく関与しています。スコルニジンとは、硫黄化合物の一種で、体内においては糖質のエネルギー代謝に必要なビタミンB1の働きを上げる効果があることが確認されている。よって黒にんにくを摂取すると、スコルニジンの作用で基礎代謝が向上し、脂肪燃焼率がアップし、体内の血行が良くなる為、冷え性の解消にも有効とされています。

 

◆黒にんにくには、白にんにくに元々含まれている栄養素に加え、独自成分が色々と含まれています。その中でも特に注目を集めているのが「S-アリルシステイン」と「ポリフェノール」。S-アリルシステインは、弱っているNK細胞活性を正常に戻す働きがあり、今のところはS-アリルシステインはにんにくにしか含まれていません。(NK細胞は正式名ナチュラルキラー細胞。体内のパトロール隊でがん細胞などを見つけて、攻撃、退治してくれる。)

黒にんにくに加工すると、S-アリルシステインの含有量は白にんにくより3倍から5倍に増加し、ポリフェノールは約5倍に増えます。

 

◆黒にんにくは抗酸化力も白にんにくの約10倍で血液をサラサラにしてくれ、高血圧や脂肪肝予防、動脈硬化予防、がん予防に効果があります。

 

愉しみ方

白にんにく:天ぷら、素上げ、酢漬け、焼酎漬け

黒にんにく:そのままで1日1片、カレーライス・チャーハンのトッピング、サラダ・胡麻和え・味噌和えの隠し味